公共施設
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2022.9.6
まずはサンプル作成・お見積もりから
木材の調達・加工を相談する3パターンの表面仕上げをしたスギ角材を積み上げた巨大な木製ベンチを東京都内の商業施設に納品させていただきました。
森未来では、材提案からデザイン調整、加工、施工までを担当。3パターンの表面仕上げは、それぞれのスギ角材の色のコントラストを生み出し、ランダムに配置した巨大な木製ベンチは店内を華やかにする一品に仕上がりました。
今回は、大量のスギ角材の調達や3パターンの表面加工についてご紹介します。
ベンチに用いたスギの角材は200 mm角で、長さは様々なサイズのものを使用しましたが、長いものでは2000 mm程度のものも使用しました。使用量はなんと総計150本以上。
限られた納期で200 mm角の角材を150本以上を調達して加工するのは容易ではなく、当社でも一定のハードルがありました。
しかし、全国各地の材木屋や加工業者を巻き込むことで、無事納品することができました。
全国各地の木材事業者とつながりのある当社だからこそできた案件だと思います。
ベンチに使用したスギ材の表面は3つのパターンをご用意しました。この3パターンに絞り込むまでは、多数の加工パターンのをご提案し、複数回のサンプル作製を経て決定いたしました。
木材本来の見た目を残した状態のスギ材には、国内のスギ材の中でも特に赤身が映える千葉県の山武杉を調達しました。木口面も鮮やかな赤色が現れ、インパクトがあります。
また、古材風の塗装と焼杉のパターンを加えることで、それぞれの色のコントラストがあり、互いを強調しあう仕様になりました。 ちなみに、角材に焼杉加工を施し、ベンチに使用するのはあまり例のない意匠です。
東京都内の商業施設に納品したスギの角材を積み上げた木製ベンチは、当社でもチャレンジングな案件でした。
材提案からデザイン調整を経て、200mmのスギ材の調達と各種加工とを限られた納期で行う。
大変な部分もございましたが、無事納品した店内に置かれたベンチはご依頼主様にもお喜びいただけました。
当社では、規格品以外の木材もご提案可能です。設計・デザインイメージが固まっていない段階でもぜひご相談ください。
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